スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

セラピー業界の現状について~Japan~

先学期にキャリアのクラスで、日本で開業するにはどうしたら良いかを知るために、いろいろとネットを通して調べていたときのこと。
 日本には、たくさんの種類のボディーワークセラピーでもあるのだなあと驚いてしまいました。あらゆるセラピーがすでに日本には上陸しているようでした。セミナーや、認定書がもらえるコースも数多く存在しますが、カリキュラムはバラバラ。混沌としていました。

 今ではセラピストという言葉は広く知られるようになり、リラクゼーション産業は増加の一途を辿っているようです。インスタントマッサージを受けれる場所なんかも増えてきてますよね。疲れた日本のハードワーカー達にはたとえ少しの期間でも疲れを癒す助けになるのでしょう。それだけ需要が増え、必要とされるようになってきたのはうれしいことなのですが、はたしてこのままでよいのか、という疑問が大きく残りました。それについて、ボディーワークセラピーに焦点を当てて考えてみます。

 日本では国家資格として、鍼灸師や按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などは3年の専門学校に行って試験に通ると国家資格として認定されます。そのため、時間をかけて学ばなくてはなりませんが、カリキュラムは統一されていて、ある程度の知識は身に付くでしょう。

 その一方で、国家資格としては認められてはいませんが、セラピーとして有名なものはたくさんあります。アロマテラピーや、リフレクソロジーは海外から日本にもたらされ、そして広がったセラピーでは良い例です。カイロプラクティックも国家資格としては認められてはいないですが、今では一般的に知られています。その他にも海外から入ってきたボディーワークは数多く存在します。

 また日本には、それ以外にも数多くの療法、整体術、などが存在します。ある程度学ぶための時間をとらなくてはならず、認定されるまでのカリキュラムがしっかりしているものもありますが、手軽に認定書がもらえるコースもたくさんあるようです。 

 しかし、どのセラピーを学んだとしても、セラピストとして名乗って開業することはできます。「本当は、人の身体に触れる仕事をするかぎりは、国家資格の鍼灸マッサージ師か柔道整体師の資格が必要なのですが、あまりに多くの療法が存在していて取り締まることができないのが現状」だというのを、僕が尊敬しているセラピストの方からお聞きしました。

 法的には「医師以外の者で、あん摩、マッサージ若しくは指圧師、はり又はきゅうを業としようとする者は、それぞれ あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許〔以下免許という〕を受けなければならない。」とあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に関する法律〔昭和22年12月20日法律217〕第1条にはあります。

 しかしながら、この日本のマッサージに関する法律が古すぎることもあって、新しく台頭してきたセラピーは法律の範囲外に当てはまるようです。そのため、「民間療法の施療家たちは、非常に不安定な地位の中で仕事をしていますが一つ一つ自分で足固めしていくしかありません。」とのアドバイスを頂きました。

 伝統がありその効果が知られている療法や、海外で認められているようなすぐれたセラピーも数多く存在するのですが、国家資格として認められていない限り、きちんとしたところで学んで資格をとっても、実質がないようなセラピーを学んで認定されても、一色単に同じような不安定な地位にあるようです。

 1920年代始めに施行された法律はどう考えても現状に当てはめるには古すぎるので、新しい法律を考えてもらいたいものですが、現存の医療分野に従事している方や、多くの専門学校では古い体制や法律などの既得の権利から得る利益が莫大なのでしょう。行政側もなかなか改革しにくい分野なのではないでしょうか。

 日本の専門学校は、確かにカリキュラムはしっかりしているかもしれませんが、保守的で伝統に固執した時代遅れの教義も多いとの印象を感じます。ですからいくら国家資格として認められたうえで開業したいといっても、自分が学ぶ必要のないものも多い場所に、3年も時間と労力とお金をかける余裕はありません。

 しかしながら、だからといって解剖学、生理学、 病理学などを学ばなくてもいい、とは思いません。セラピストのところには様々な病状や症状を持ったクライアントがいつ訪れるか分かりません。癌や糖尿病、リウマチ、HIV、動脈硬化、高血圧etc…などの症状を持ったクライアントがきた場合に、それぞれに対応できるようにセラピストは適切な知識を持ち、訓練されている必要があると思います。そうしなければ日本の数多くのセラピーは慰安、リラクゼーション、サービス業の延長から抜けられないでしょう。

 それでは、どのようなシステムが良いのでしょうか。一つのアイデアを単純化して考えてみることにしましょう。

 まずセラピストがボディーワーカーとして学ぶべき解剖学、生理学、 病理学、臨床医学やクライアントの心理学などの必須科目を単位化します。それらの単位について学べる施設を行政側が審査し認めます。また海外で学んだ場合には、単位が審査され移行して認められるようにもなればいいと思います。

 一定の単位を取ったセラピストは、認定された試験(日本語だけでなく、英語版などもあればいい)をクリアする必要があります。またある程度の期間、セラピーの分野のプロとして活動していることも課せられます。それらをクリアして認められたセラピストは独立開業することを正式に認められます。それが国家資格の代わりとしてあればいいと思います。そうすれば、異なったセラピーを学んでいたとしても、セラピストとして開業できる下地となる最低限の知識、経験を持っているということを認められます。

 また認定されたセラピストは医師とも協力関係を持てるべきだと考えます。病院側と医師が認めれば、セラピーの種類云々関係なく、保険の適用がある程度なされるとか、病院で医師とセラピストが協力して患者と向き合えるとか、そんな柔軟な仕組みがあればいいなと感じます。病院では、リハビリとしての鍼灸、マッサージはよくありますが、治療としての鍼灸、マッサージ、セラピーは聞きません。本来ボディーワークは、様々な病状、症状を持つ患者に対して、肉体的、精神的に治癒を助ける大きな効果があるのですけどね。

 今日は日本のセラピーの現状について考察してみました。セラピストと名乗り、人助けを志す者としてクライアントに触れるときには、その人の人生に携わっているのだということをいつも心に留めるべきだと思います。それは責任感の伴うことです。いい加減な気持ちではできません。そうだからこそ、だれもかれもが簡単にセラピストを名乗れる日本の現状には疑問を感じざるをえないのでした。 
スポンサーサイト

2005.04.06 01:26 | セラピーの市場 | トラックバック(0) | コメント(0) |

コメントの投稿












管理者にだけ表示

トラックバック

トラックバックURL↓
http://bodymindspirit.blog55.fc2.com/tb.php/43-eb77a2bd

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。